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見えないウイルス (4)

No.61(2003.05.05)

それから何日くらい経ったのか分かりませんが突然ウィルス問題がまだ解決されていなかったことを思い出し、私は連れ合いの友達にオンラインで感染の有無を調べられることを知らせるべく電話しました。

リカバリーCD-ROMが手元にあったと聞きまずは一安心。

先日甥っ子さんがパソコンを調べてみたところ、デフラグを何度実行しても2%で止まってしまうのでどこかがおかしいと言っていたとのこと。

さらにこの時ウィルスバスター1998でウィルスが発見できなかったので次回は自宅にあるウィルスバスター2000で再試行すると話していたことをしりました。

それを聞いた私はHTML.Redlof.Aが2002年の4月に発見されたウィルスだったことを思い出し、その方法では解決できないと察しました。

遅ればせながらそのパソコンのOSがウィンドウズ98であることやインターネットの使用状況等も聞かせてもらいました。

私から見れば非常に危険な無防備状態でネットにつないでいて、今までにもっと強力なウィルスに感染しないで済んだのが不思議なくらいでした。

思わず私はマイクロソフト社のOS、ブラウザ、メーラーに欠陥が非常に多く頻繁に最新のパッチを当てないと危険であることから話し始めました。

さらに最新のウィルス対策ソフトをインストールした方が良いし、できればファイアーウォールも併せて用いるとより安全性が増すことも説明しました。

そしてウィルス情報の定期的な更新も不可欠なことを付け加えました。

何をするにしろ実際にパソコンを調整するのは甥っ子さんまかせとのことなので、これらのことを甥っ子さんに伝えて欲しいと頼んで話を終えました。

数日後にその方から連れ合い宛にメールが正常な状態で届きました。

続けて届いたメールによると、7時間かけてパソコンを初期化(工場出荷時の状態)した後にウィルスバスター2003をインストールして無事に解決したそうです。

OSがウィンドウズ98のプレインストール・マシンを使ったことがない私は、たかが初期化に7時間もかかることに驚かされました。

不要なソフトのアンインストールがパソコンを安定させる上で有効であることなども伝えたものの、甥っ子さん頼りの状況では実行は難しいでしょう。

とりあえずウィルス問題が解決されたのですから一件落着、ということで。


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