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CRTの寿命が尽きる

No.37(2002.09.19)

私が初めてパソコンを買ったのは1992年の10月でした。
音楽関係ならマックというのが常道であった当時にあって、音楽用シークェンサー専用機からの乗り換えだった私はMacintosh LCIIを選びました。

その際にアップル純正の14インチCRTカラー(モノクロモニタもまだまだ一般的だったのでいちいち断わってました)モニタを一緒に購入しました。

1997年1月に音楽用パソコン2台目のPower Macintosh 7600/132に切り替えた後もキーボードと共にこのモニタを使い続けていました。

その後数年で表示される画面の色が目に見えて薄くなってき始めました。

さらに細く白い横線が何本か常に画面に映るようになった頃には、画面表示の劣化で目の疲れが以前よりもかなり増していることが実感されるようにすらなったのです。

そうなるとなるべくマックは使いたくないという気持ちが働くようになり、使用頻度は自ずから下がった状態が続きました。

そんなある日、必要に迫られてマックを起動したところ突然途中で画面が消えてしまい真っ黒になりました。
このモニタを使い始めてちょうど満9年を迎えた2001年10月のことでした。

本体の音が正常であることと、それまでのモニタの疲労度を考慮すると単にモニタの寿命が尽きたのだろうと思われました。

確かめるためにウィンドウズ・マシンで使っているNANAO EIZOの16インチ液晶ディスプレイFlexScan L461をマックに接続して試したところ予想通り正常に表示されました。

その時表示された液晶画面を見た私は、それまでの疲れたCRTが表示していた画面とのあまりの違いに衝撃を受け、マックも液晶ディスプレイにすることにしました。

メーカーをウィンドウズ・マシンで使ってみて気に入ったNANAO EIZOに決め、機種は15インチのFlexScan L365を選びました。

どちらのディスプレイも通常はブライトネスを15%にして使っています。

CRTも液晶も放射される電磁波レベルは大差がないそうですが、液晶の方が目に優しいことは使っていて実感できます。


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