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井上陽水

井上陽水のチケット(jpg,35.4k)
No.44 : 1982/7/10

私はロック派なのでフォーク系の知識は乏しいのです。なんせそのジャンルで買ったアナログ盤は岡林信康の「くそくらえ節/ガイコツの唄」のシングル1枚だけでしたから。

井上陽水に関してもヒット曲は聴いていたもののアルバム収録曲はほとんど知らなかったので、高校時代に音楽サークルの同級生がギターを弾きながら歌っていた「東へ西へ」を彼のオリジナルだとずっと思っていました。良い曲だなぁ、と。
陽水の曲だと分かったのは卒業してさらに数年経った後でした。(^^;)

このコンサートに行ったのは連れ合いが井上陽水のファンだったからです。

開場時刻以前から並ぶ努力を怠り(当時私が時間にルーズだったためと思う)開演時間の直前に会場に到着した我々二人は、ステージからかなり遠い位置で見ることを余儀なくされました。

さあ、開演とともに歌と演奏が始まりました。

その瞬間二人で顔を見合わせてしまいました。陽水にしては声質がちょっと違うようにも聞こえたからです。

かといってこの距離では肉眼で顔の判別がつきませんでした。

前述のように情報不足の私は、連れ合いに「この曲知ってる?」、とたずねたものの彼女も知らない曲だとのこと。

そんな感じで釈然としないまま数曲の演奏が続いた後、また一人ステージ上に人が現われ、今度はその人が歌い始めました。

あっ、陽水だ!
(^0^)ゞ

今思えば最初に歌っていたのは安全地帯の玉置ちゃん(失礼)だったのですね。
彼らは売れる前に井上陽水のバック・バンドをしていましたから。

今でもコンサートのオープニングのこのエピソードだけが鮮明に記憶に残っています。
なのに肝心なその後については何故か忘れてしまっています。記憶の妙か。

しかし料金が2,000円で自由席とは、、、(指定席もあったのか!?)

もしかしたらこの時陽水は、彼らと上手く一緒にやっていけるかどうかを試してみたかったのかもしれませんね。だからこそのサービス価格だったのか。
(2001.06.28記)



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