2022年12月分

音楽雑記帳

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12月31日(土) シリアスしり

「しり」とは尻、ヒップのことです。

ふざけた表題ですが内容は深刻な問題についてです。

アメリカ合衆国ヒップホップ系のPVを見たことがある方なら、登場する女性たちの異様に発達した臀部でんぶに驚かされたことでしょう。

当然のことながら黒人女性がみんな同じ体形なわけはないので選抜しているのだろうと思っていました。

それもあるでしょうが、どうやらそれだけではないと考えるようになりました、アメリカのニュース番組を見てから。

昔から豊胸手術は一般に知られているものの、今は臀部を豊かにする美容整形手術があるとのこと。尻のほっぺに異物を注入するもので、医学的には非常に危険なもの。

一言でいえばほとんど詐欺で身体にひどい後遺症が残る手術なのです。

驚いたことにあの有名なカーディーBですら同手術を受けていたということです。

彼女はその後問題が生じたので注入した異物を取り除いたことをSNSで告白し、同様の手術を受けないように呼びかけたそうです。

仕事が欲しい黒人女性ダンサーであれば受けたくなる手術ですよね。

大きなお金が動くヒップホップ界の恥部を見せつけられた気がしました。

もう一つヒップホップ関連で失望したことがありました。

同じくニュース番組で知ったのですが、ある黒人女性ラッパーが恋人から撃ち殺されそうになった事件がありました。

彼女はそれをラップで告発した楽曲を発表するも、恋人がその内容を否定し、逆に彼女の被害妄想だと笑い飛ばすような楽曲で対抗。しかもその内容が女性蔑視的なもの。

そこまではありがちですが、あのドレイクが女性蔑視側を支持するような態度を示したそうです。そこに幻滅。

彼の本心なのか、有名税で口封じされているのかは不明ですけど。

「女は世界の奴隷か」と問題提起したジョン・レノンが暗殺される業界は恐ろしいに決まってんだろ、このバカ。

と、自分に突っ込んでしまいました。

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12月11日(日) 記憶の補完

先月載せたニッキー・ホプキンスに関して思い出があり、触れるかどうか迷っていました。以前彼のことを載せた時にメールが届いた一件です。

古い記事内からのリンク切れをチェック修正していてたまたまみつけました。
20年以上前のこの記事です。

みつけちゃったので思い切って触れることにしました。(苦笑)

当時7月10日のニッキー・ホプキンス関連記事での最後の問いかけに答えたメールをもらいました。

それも大学時代の同期生女性からだったのでした。彼女は国民的女性漫画家の姪御さんでH川S子さんといいます。(バレバレか)

彼女はニッキーがブルース系のピアノはからっきしダメだと鋭い指摘をしていましたっけ。

それをきっかけに彼女とは何回かメールのやり取りをしました。当時私が関心をもっていた「新しい歴史教科書を作る会」関連のことなども。

結局それっきりになりましたけどね。

SNSがなかった時代には検索サイト経由でそんな再会もありましたよ、ってな話でした。

で、今回その過去記事を読み返してニッキーのジェフ・ベック・グループ時代の楽曲聴き直しを20年後に再びしていたことが判明しました。

記憶に残ってはいなかったものの記録に残っていたのでした。

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12月5日(月) チャートイン曲雑感

今月の全英ヒットチャートと先月の全米全英ヒットチャートを早送りチェックして良さそうな曲以外は削除、といういつもの作業終了。

生き残り楽曲(笑)のなかで印象に残ったものを記しておきます。

まずはARCTIC MONKEYS。彼らの曲はけっこう頻繁にチャートインし、良い曲も多かったです。
今回は「Body Paint」。気取らないブライアン・フェリー、普段着のデヴィッド・ボウイってな感じで70年代初頭を思い起こさせます。

お次はADELEの「I Drink Wine」。
何をいまさらながら歌上手過ぎ。それだけなら特筆しませんが今回は新たな発見がありました。
彼女の歌唱の中に過去の偉大な女性歌手たちの遺産が生きているのが聴こえてきたのです。お試しあれ。

新人なんだか分かりません知りませんのLOUIS TOMLINSON。
バンドかソロか分かりません知りませんが「Out of My System」。
ロックにおいては切迫感が魅力となることを再認識。

ちょくちょくチャートで目にしながらも個人的にしっくりしなかったP!NK。
「Never Gonna Not Dance Again」は初しっくり。(笑)
単純明快はじけ系ながら良い感じ。下手な考え休むに似たり、何も考えずに踊れたらスッキリするでしょう。

最後にBRUCE SPRINGSTEENの渋カッコいい「Nightshift」。
説得力が増していく歳のとり方をしたいもんだ、と思わされる風貌です。

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