2018年3月分

音楽雑記帳

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3月26日(月) ミニコミ誌が思い出される

まず初めに本題とは関係のないことでして、前々回にふれたNHKのFM放送番組「若いこだま」のディスクジョッキーをもう一人思い出してしまいました。今やすっかりフラダンスの人になってしまったサンディー女史です。

録画しておいた「いとうせいこうフェスティバル・ダイジェスト」を見たのがきっかけです。いわゆる老人性突発想起ですな。(苦笑)

ほんでもって今回の本題は予告していたティン・パンのチラシであります。A3見開き4ページになっておりやす。

紙が劣化して焼けちゃってまして、表紙はこんな感じです。

Tin PanAlley NEWS. NO1(jpg,918k)

まずはこの1ページ目を文字起こしして載せますね。以下引用の始まり。

ティン・パン・アレイとは?

ニューヨークは世界の都であり、と同時にポピュラー・ミュージックの中心地でもある。10年も前までは「全てのヒット曲はティン・パン・アレイから生まれる」といわれたものだった。

ティン・パン・アレイとはニュー・ヨークの一画、そこに全米の主だった音楽出版社が集中していたのだ。

その後ビートルズの登場以来、ヒット曲も世界各地から生まれる様になったが、それ以降も以前としてティン・パン・アレイは大きな勢力を有している。いわば音楽界のウォール街である。

細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫が「キャラメルママ」を発展的に解消し、新しい、音楽集団として再出発しようとした時、そのトータルなキャッチフレーズとして「ティン・パン・アレイ」の名を選んだ時、彼らは、日本のポピュラー・ミュージックの創造を念頭においていた。

ティン・パン・アレイの歩み

「はっぴいえんど」、「小坂忠とフォージョーハーフ」から「キャラメルママ」への過程で、彼らは、マイナーではあるけれども、テクニック、サウンド・メイキング、意識の面で常に日本のロックの最先端を走っていた。

ティン・パン・アレイの出発は、彼らが、メジャー(日本のポピュラー・ミュージック)をはっきりと射程にのせた事を意味する。荒井由美、アグネス・チャン、南沙織、雪村いずみ、スリー・ディグリーズ等のサウンドを手がける一方、ティン・パン・アレイは、自分達のリーダー・レコーディングについて、クラウン・レコードと契約、自らのサウンドを積極的に世に問う事となった。

鈴木茂は、いち早く昨秋、単身渡米、アメリカ、ウエストコーストの超一流ミュージシャンを集め、ファースト・アルバム「バンド・ワゴン」を完成、帰国後、直ちに新バンド「ハックル・バック」を結成、ステージ活動に入る。鈴木茂のファーストアルバムは発売以前から大きな話題を呼び、発売と同時に大好評でむかえられている。

一方、細野晴臣のソロ・アルバムも完成、発売日も六月二十五日と決定した。(くわしくは別ページ)細野ソロアルバム発表後のライン・ナップも続々と決まりつつあり、ティン・パン・アレイはいよいよ大きく飛びたとうとしている。

ティン・パン・アレイ ニュース

今月から、毎月「ティン・パン・アレイ・ニュース」をお送りします。ニュー・ミュージックの大きな台頭のひとつの重要な芯である、ティン・パン・アレイの情報と、それを中心とした動きを紹介してゆく事が目的です。毎回ユニークな特集を組む予定です、ぜひ御期待下さい。

以上引用終わり。引用は原文ママ。

ということで、楽しんでいただけましたでしょうか。もしも私の気力が充実したならば、続きも載せます。

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3月14日(水) 追い続けます宣言

表題の前に、死ぬまで、を付け加えたいと思います。そしてその主語は、私かベックのどちらかが、です。おっと、ベックといってもジェフのほうですよ。

「THE JEFF BECK STORY」を見終えました。あっという間の約2時間でした。久々に生きててよかったと感じました。

第2期ジェフ・ベック・グループの演奏部分を見ていて、昨年帰京した際に友人から高校時代のバンド仲間H君が亡くなったと知らされたのを思い出したからです。死んだら見られませんもんね。

高校生だった私はすでにジミヘンもベックも大好きだったのですが、H君は熱狂的ともいえる二人のファンで、私に対して二人をもっともっと崇拝しなければいけないと無理強いしてきました。(苦笑)

H君と最後に会ったのは30年以上前です。彼が亡くなるまでベックのことを好きだったのかどうかは分かりません。

それでも、あれだけジェフのことを好きだったのですからもし存命だったらこの作品を見たのではないかと勝手に推測します。

アラ還(死語か?)の音楽好きな人で現役続行中のジェフに興味のある人は一見の価値ありだと思いました。

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3月13日(火) 新春「サンソン」ショー

シャンソンじゃあ~ありませんよ、サンソンですよ。

っということで、山下達郎氏によるFM放送の番組「サンデー・ソングブック」を特集した雑誌BRUTUSの2月15日号を私は買っておいたのでした。

例によってぼちぼちと少しづつ読み進めている最中であります。

興味がある人にはおすすめしたい内容なれど、すでに売り切れていてプレミアがついて売りに出ている模様です。(汗)

私は当番組をたまに気が向いた時にだけ聴いているのですが、たまたま聴いていた回で同氏より買う価値ありとの推薦とともに紹介されていたので買い求めておいたのでした。ラッキーでありました。

ヘビーリスナー(いいのかこの表現で)ではない私ですが、ロングリスナーではあります。前身番組がNHKのFMで放送されていた頃から聴き続けていますから。確か「若いこだま」とかなんとかいう番組名だったような。(記憶に自信なし)

当時はディスクジョッキー(今でいうパーソナリティー)が曜日替わりで山下氏のほかに、渋谷陽一氏や坂本龍一氏がつとめていましたっけ。

いかんいかん、いつもの回想モードに入っちまってらぁ~な。(苦笑)

実は同雑誌を読んでいて、ティン・パン・アレー(日本のバンドの方)のガリ版刷りっぽい会報が見つかったので拙サイトに載せようと思っていたことを思い出したのでした。

連想したり回想したりと忙しいのであります。(笑)

よって当該会報チラシは次の回にお送りします。(予定)

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